2005年5月23日(月)18:30頃 
  NHK 「かんさいニュース1番」 にて・・・





「特集 学区再編で変わる高校」

(ナレーター)
大阪府立東豊中高校 この高校では知名度の高い部活動を看板にして生徒を引きつけようとしています。 校庭の端の大きなビニールハウス。この中に実はプールがあります。6年前にできた 通称「ひがとよドーム」。 屋外プールでは春先の水温は20度ほどしかなりませんが、このプールは温室効果によって、すでに30度。 夏の本格的なシーズンを前に春先でも暖かいプールで十分な練習ができるようになりました。

(水泳部顧問 西林先生)
6月の末に大事な試合を控えています。泳がなければならない時期に(普通の学校では)水温が低いという状況なので、どうしても室内プールのある私学さんとか、スイミング育ちの人に勝とうと思えばやっぱりこの時期(5月)に泳ぎたいです。 そのためには どうしたらいいか?? そういう「勝ちたい」という欲求から出てきたアイディアだと思います。

(ナレーター)
毎日50mを200往復して1万メートルを泳ぎ込みます。快適なプールで並外れた練習量をこなすようになって成績はウナギ登り! 去年は全国大会に2人。近畿大会に4人が出場。府立高校では異例の強さです。

(東豊中高校水泳部 主将 元山くん)
ドームがあって、よい指導者が2人いてくださるので・・・ その中でしっかり練習をがんばれば、どんな初心者でも・・・  僕もほとんど初心者だったんですが・・・ 速くなって楽しいと思います。(メッチャ緊張!)

(ナレーター)
東豊中高校では、部活動の活発さを看板に学区再編を勝ち抜きたいと考えています。

(藤田 豊 校長先生)
考えるまでもなく最大のチャンスではないでしょうか。生徒にとっては選択の幅が広がります。 本校としては、部活動がすごく盛んで、生徒たちもたくさん参加しています。 その背景には、多くの先輩・教職員の熱意がそこに生きている。それがうちの学校の一番の大きな財産なので、それを生かしていきたいと考えています。

(ナレーター)
水泳部の活躍は、他の部活動にも大きな刺激となっています。サッカー部は去年の大阪府の大会で初めてベスト16まで進出しました。 2年前、部員がいなくて休部していた男子ハンドボール部は、現在30人。今月の大阪府の北ブロックで準優勝しました。

(サッカー部員)
クラブをするために、ここに来ているようなものです。

(ハンドボール部員)
先生がハンドボールのことをよく知っているので、他の公立高校より上のレベルのことをしてもらえて。自分も初心者で、そんな人ばかり集まっているのですが、結構強くなり、先生がいいので真面目にやれば強くなれるというのが一番だと思います。

(ナレーター)
部活動への参加者は4年前は全体の半分以下でしたが、現在では70%を越えています。

今月(5月)、となりの学区の中学生30人が高校の水泳部を訪れました。

「ひがとよドーム」を体験してもらい、再編後に東豊中高校を選んでもらう きっかけ にしようと高校が呼びかけました。

中学生の前で全国大会レベルのタイムを持つ2人(元山 俊輔・三木 文江)が泳ぎ、「ひがとよドーム」で特訓の成果をみせました。

(西林先生)
力が出るものですねぇ〜。(三木 文江:50m自由形)27秒95!!  (中学生が拍手「パチパチパチ」)

東豊中に行きたいなぁ と思った人〜!?  (中学生 5・6人が手を上げました)

ありがとう!そしたら待ってるから!

(練習に参加した中学生の声)プール内で・・・。
女の子:暖かいから 泳ぎやすかったです。
男の子:環境がいいから できればここでずっと泳ぎ続けたい。

(校長先生)
水泳部の活躍をみて、やはり 水泳部だけじゃないんだ! 水泳部あり ということじゃなくて自分たちも競い合いチャレンジし合う気持ちを持つ。それが他のクラブ活動の成績に反映していきます。これから もっともっと伸ばしていきたいことだし、多くの地域の人にも東豊中はこういう学校だということをアピールしていきたいと考えています。





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